2002.4

あこがれの先生に聞きたい・あんなことやこんなこと、大好きな作品への疑問・質問をまとめてぶつけ、あまつさえ先生の素顔にせまってしまおう!というこの欲張り企画。
今回のお客様は、赤石路代先生です!

Q1 「AMAKUSA1637」は、赤石先生にとってはどんな作品でしょうか? また、島原の乱に関心を持たれたきっかけは何でしょうか?
島原の乱書きたいなと思ったのは、かれこれ私が高校生のころからかな。若い男の子が中心になっていたってのが、興味深かったです。タイトルも実はその時から決めていました。授業で習う年号では1行でおわってしまう乱の後ろにあるドラマをかいてみたかったんです。
Q2 本物の益田四郎時貞は、どんな人だったと思いますか?
きゃしゃな美少年というより体格のいい青年て感じだったとか……。どっちにしても魅力的な人ではあったんだと思います。
Q3 今回の連載のために、島原や天草地方に取材に行かれましたか? 資料集めも大変そうですがいかがでしょうか?
島原・天草には3回行きました。昔から集めていた資料や地元で集めた資料、江戸時代の資料などでいっぱいです。まだ足りませんね…。
Q4 主人公の夏月ですが、モデルとしてイメージしたキャラクターはいますか?
モデルにしたわけじゃないですが、ドラマでやったら上戸彩ちゃんか加藤あいちゃんみたいな子?とは思います。少年ぽい感じのある女の子って最近ではこの2人かな。
Q5 monoさんからです。夏月と宮本。悲劇の舞台に投げ込まれた2人の今後が心配でなりません。2人はしあわせになれるのでしょうか?
え〜と…。この話は歴史を変えようとする話ですので…、成功すれば悲劇はまぬがれるかも…。
Q6 マチコさんからです。赤石先生の作品は誰かが死ぬような気がします。『AMAKUSA1637』も例に漏れず、誰かが死ぬような気がしてなりません。特に八塚。業の深い八塚には死の臭いが……。でも、八塚にはグールモン伯爵のような純粋さがあります。死なないようにしてやって欲しいのですが……。
八塚ですか?そうですね、もう一度愛する人に出会わせてやりたいですね。死ぬかどうかより、そういう意味で幸せになってほしい。
Q7 HTさんからです。生徒会メンバーが集結していよいよ本格的な戦いが繰り広げられそうですが、舞台が天草・島原以外にもひろがる可能性はあるのでしょうか? 長崎在住の私としては、是非長崎も出して欲しいな、と思っちゃいます。
九州全体と江戸は出したいなーと思っています。
Q8 somedayさんからです。徳川家光と細川光利。敵役の2人が早くも出てきたのが気になります。おまけに光利はいいヤツっぽいですね。今後を楽しみにしています。
細川光利は18才だったかな。あかるい元気な野心家という設定です。家光は神経質な人です。頭がよくて冷酷な人にしたい。
Q9 今年で大台さんからです。ドラマ化された『P.A.』で赤石先生を知り、その後コミックスを読みあさりました。赤石先生の作品に共通するのは「強い女の子」だと思います。男性も魅力的なのですが、やっぱり主人公がいいです。主人公達は、赤石先生の分身なのでしょうか?
そうですね、私の怒りをはらしてくれるのは主人公です。ムカムカしてることに対して主人公が立ち向かって解決してくれますので。
Q10 りえぞうさんからです。赤石先生と言えば、なんと言っても『アルペンローゼ』です。ランディが最高! 当時は小学生でしたが、「たとえ死んでもぼくは君のそばへ飛んで来る 死もふたりをわかちはしない」のセリフに感激しました。ナチス=ドイツのことを初めて知ったのも『アルペンローゼ』でしたし、アニメ化もされて思い出のいっぱい詰まった作品です。『アルペンローゼ』は赤石先生にとってどんな作品でしょうか?
はじめての連載で探り探り進んでいったわりに好き勝手、結果としてかけてしまったという感じです。戦争が舞台のわりに人があまり死んでいないのが、自分で見ててすごいと思ったりして…。こういう一途な純愛は大好きですね。
Q11 アンジュさんからです。『その日は金曜日』を初めて読んだときの感動は忘れられません。なんとも言えませんでした。あの話が生まれた経緯について、教えて欲しいのですが……。
私は死んじゃった人にもう一度出会う話ってのが好きでして、これもその変形です。好きな子のために命をかけて時を越えるというのがすてきだなーと…。発表時期が秋だったから金木せいをからめてみたんでしょう。街中に金木せいが咲き出す時期って大好きなんです。空気の色が変わるかんじで。
Q12 涼子さんからです。あの頃は中学生でしたが、少女漫画はハッピーエンドだと思っていた私にとって、『天よりも星よりも』のラストはショックでした。コミックスを持っていたのですが、しばらく読み返すことができませんでした。でも最近ようやく読み直してみたところ、なんとなく理解できるような気がしました。それって私が年を取ったためなのでしょうが、作品に対する印象が変わったりするものなんですね。赤石先生は、ご自身の作品に対する自分の評価が変わったりしますか?
う〜ん、評価っていうか…。夢中でかいていて、おわったとき、精も根も尽きはててるとしばらく読めないんですが、10年ぐらいたつと、あ、けっこうおもしろいと、冷静に読めます。いまだに読めないのもありますね…。
Q13 ゆみさんからです。『ないしょのハーフムーン』が好きです。有羽ちゃんがカワイイです。あんな妹がいたらいいなと思うし、慎さんのようなお兄さんがいたらいいですね。これがきっかけで演劇にもハマりました。読んでシアワセになれる作品づくりのコツはなんでしょうか?
どうなんでしょう、一時期ハッピーエンドが減ってた時期があったかもしれないからな。シアワセな作品てのは、読んでてスッキリするんだと思うけどね。言えない言葉を言うとか出来ないことをするとかね。
Q14 トモコさんからの質問です。もしも漫画家にならなければ、どんなことをしていましたか? 逆に、漫画家を続けていると、どんなことを思いますか?
漫画家にならなかったら…、看護婦さんかな。人助けしたかったかも。 漫画家を続けていると世の中に対していつも関心を持っていられるなーと思います。
Q15 最近、見たり聞いたりして、印象に残っている映画や音楽は何でしょうか?
最近ビデオでみた「ギフト」。「バンディッツ」ではピンとこなかったんですが、主人公のケイト=ブランシェット。「ギフト」では、はまっていて、なんだかこわいけど優しい映画でした。
Q16 現在、気になる俳優やタレントはいらっしゃいますか?
堂本剛くん。才能があるのに、あんなにナイーブで、大変そうだなーと思いますが、見てて飽きない。新ドラマ楽しみにしています。
Q17 休日はどんなことをして過ごしていらっしゃいますか? 今ハマっているコトはありますか?
休日は、まったり読書か、みなとみらいあたりで買い物かな。ハリー・ポッターの3巻目を読もうと思ってるところ。
Q18 一番大切にしている物は何でしょうか?
死んだとき何か持っていけるとしたら…、とか考えてみる…。家族の写真とかかな。つまり家族。子どもは、命をかけても守れると思う。

Q19 ファンの方々にメッセージをお願いします。

どうか「AMAKUSA1637」最後まで、おつきあいお願いします。&みんな幸せに生きのびていきましょう

赤石先生、お忙しい中ありがとうございました!

次回のインタビューは渡辺多恵子先生です。
先生への質問メールは終了いたしました。