萩尾望都先生が文化功労者として顕彰されることが決定しました
この度、文部科学省より2019年度文化功労者・文化勲章受章者が発表され、萩尾望都先生が文化功労者として顕彰されることが決定しました。
萩尾望都先生、おめでとうございます。
文化功労者は、日本において、文化の向上発達に関し多大な功績をした者に贈られます。
© 萩尾望都
萩尾望都先生は「ポーの一族」「トーマの心臓」で思索的で物語性の豊かな独自の世界観を確立するとともに、少女漫画の新しい地平を切り開き多くの読み手の心をつかみました。その後も、「11人いる!」などのSF作品、「半神」「イグアナの娘」などの人間の心理に切り込んだ作品などを発表し続けています。さらに東日本大震災後には、人間と原発・放射性物質などを主題とする「なのはな」ほかを発表しました。
また、萩尾先生の作品は数多く舞台化、映像化されジャンルを問わず多くのクリエイターにも大きな影響を与えています。
萩尾望都先生 文化功労者 選出コメント
この度、2019年度文化功労者の顕彰を受けました。たいそう光栄に思います。
ちょうど漫画家生活50年目となります。読者に、編集に、多くの友人に助けられ励まされて今があります。そして、たくさんの漫画界の先輩方。この方々の切り開いた道をたどって来ました。この仕事を選び、この道をたどることが出来たことを、嬉しく思います。 これからも、同じように歩んでいきたいと思います。
ありがとうございました。心から感謝を申し上げます。
萩尾望都
月刊フラワーズ祝辞
このほど、萩尾望都先生が令和元年度の文化功労者に選出されました。萩尾望都先生がこれまで積み重ねてこられた業績の偉大さを改めて感じております。
これからも先生の作品を拝読できることに感謝し、心よりお慶び申し上げます。
月刊フラワーズ編集部