3月5日生まれのうお座。大阪生まれの大阪育ち。血液型はB型。デビュー作は「パジャマでおじゃま」(「少女コミック」1989年3号に掲載)。『妖しのセレス』で第43回小学館漫画賞受賞。現在、「月刊flowers」で活躍中。
ファンタジー大作、『四神天地書』をめぐる物語!!
大正12年――関東大震災の最中、幼い鈴乃は父の本「四神天地書」の中に吸い込まれた。降り立った見知らぬ砂漠の地で、鈴乃は自分がこの地を救う白虎の巫女であることを知る。鈴乃は人の姿に変身できる虎・虎人(フウイン)のネイランに殺されかけた瞬間に、元の世界へと戻りそこでの記憶も失われた。
鈴乃は10年後、失っていた記憶を取り戻す。いったんは「四神天地書」の本とその中で起きたことを忘れて現実の世界で生きようとする鈴乃だったが、またも本の中へと吸い込まれてしまう。 再び訪れた本の中の世界では、ネイランが“白虎の巫女”と呼ばれていた。ネイランは現れた本物の巫女である鈴乃を亡き者にしようとする。
ネイランに追われる鈴乃はランヴァに助けられる。彼は白虎七星士で、別名を奎宿(とかき)といった。鈴乃はランヴァに、かつて彼女を助けてくれたカサルとカルムの兄弟のもとに連れて行ってほしいと頼み…!?
- 大杉鈴乃(おおすぎすずの)
幼いころ「四神天地書」の世界に一度、行った。白虎の巫女。女学生で画才がある。 - 大杉考雄(おおすぎたかお)
鈴乃の父親。出版社勤務。『四神天地書』の翻訳者・奥田永之助と親交があった。 - ネイラン〈寧蘭(ねいらん)〉
虎人(フウイン)。幼い鈴乃と会っている。白虎の巫女を騙る。 - カサル
西廊国で幼い鈴乃を救う。霊が視える。 - カルム
兄のカサルとともに幼い鈴乃を助けた。 - ランヴァ<奎宿(とかき)>
白虎七星士。瞬間移動ができる。